お友達の結婚パーティーで僕の映像作品を上映しました。

こんばんは、ハイパーメディアクリエイター(爆)のケイタソです。


依頼を受けてから実に2ヶ月半(といっても、すべての素材が揃ったのが1ヶ月前なのですが)、制作していた映像作品4本が完成し、お友達の結婚パーティーで上映してきました。

今回作ったのはこんな感じです。


1. イントロダクション
前半が前衛芸術的な映像作品、後半がパーティーへの導入になっている、二本立て構成です。
後半は、音楽になるべく合った風景の動画を流し、そこに二人の写真をイラスト化したものを重ねるという手法をベースにしています。
写真をイラスト化すると非常に加工しやすくなるので、そうすることにより写真の一部ずつを次々に表示していくといったこともしています。
……って、わかりにくいですよね。
まず二人だけ表示して、次にテーブルを出して、ろうそくを出して、食事を出して……といった具合です。
比較的作業を楽にしつつ、表現に幅をもたせました。


2. 二人の生い立ち
全体的に、音楽に乗せながら、二人の写真をエピソードを交えて紹介する動画です。
苦労したのは、写真の加工ですね。
ノイズを除去したり、欠けてる部分を復元したり、背景をぼかしてあたかも一眼レフで撮ったかのようにしたり、美白したり。
あと、二人の出会いの部分、もらっていたエピソードのテキストから僕が誤解をしてしまって、事実と異なる内容になってしまいました(笑)
つまり、フィクションになってしまいました。
でもこれはこれで美しく一貫したストーリーになっているので、すごく頭を抱えたのですが、結局このままでOKということになりました。


3. ご両親へのインタビュー
これは僕のフルHDハンディカムが大活躍でしたね。
ご両家に、インタビュー映像を撮影しに行きました。
新郎は昔からの友達なので、その両親と初対面でも問題なかったのですが、新婦なんて3回くらいしか会ってませんからね。
新婦のお宅にお邪魔したときはホント気まずかった!(笑)
とにもかくにも苦労はこれだけで、映像作品に落とすところは一番楽でした。


4. エンディング
エンディングと言いつつ、「Never Ending Story」というタイトルです。我ながら素敵。
みなさまから事前に頂いているメッセージの紹介と、スタッフロール、二人からのメッセージがメインです。
これはホントに出来がいいですね。ドラマの最終回みたい。
あと、この後にNG集を入れました。笑いと感動で締めくくっています。


以上、個々の映像としてはそんな感じです。


全体を通しては、画像の表示タイミングやモーションをBGMに合わせてます。
このために、バスドラムの位置を確認してマーキングしたり、その位置で画像の不透明度が100%になるようにしたりと、超細かい作業を大量に行いました。
また、音楽1曲では長過ぎたりするので、これまた上手いこと切り貼りをして短い曲に変えてしまったりしています。もちろん、つなぎ目はわからないほど自然です。
映像はすべて30fps、1フレーム=1/30秒ということで、まさに1/30秒のこだわりと言えますね。


それもこれも、僕のテーマとしては音楽と映像の調和で、だからこういう作業をチマチマやっているわけなんですね。
これはさすがに市販ソフトには出来ない芸当だし、結婚式関連の映像制作サービスでもやってはくれないでしょう。


そして、これらを実際上映してみて、拍手喝采を頂きました。
これだけで、良いパーティーにするためにがんばって作った甲斐があったな!って思いましたよ。