LXDE軽っ!

どうも、会社では「Wind●wsを駆逐せよ!」と、UNIX系OS原理主義者を演じているケイタソです。


当然我が家にWindowsは存在しない(ことになっている)のですが、はてさて、伝説のノートPCの末裔「MURAMASA MM70G」を友人に貸したら、リカバリーディスクをはじめとして色んなものを紛失されましてですね、そうなったら当然僕は何のためらいも無くLinuxを入れちゃうわけです。


しかしながら、このマシンは今時のLinuxを入れてデスクトップ用途として使うにはちょい非力なんです。
CPUはTransmetaEfficeon 1GHz。当時は「Pentium Mと同等の性能」だなんて言われていましたが、明らかにPentium Mの方が優秀です。そんな非力なCPUです。*1
メモリも512MBしか積んでいません。
いや、非力というだけなら問題ないんです。これに追い打ちをかけるのが、各パーツが特殊なこと。*2
まず、HDDが特殊。1.8インチHDDの規格は複数あり、このマシンは絶滅寸前の規格を使っています。(ゆえに選択肢は少ないのですが、でもSSDで適合するものがあったので、それで入れ替えました。こうしてMURAMASAファンレスゼロスピドルマシンになりました。わーい。)
さらに、GPUも特殊。カスタムドライバでしか動かないATI Mobility Radeonを積んでいるわけです。となると、ドライバがうまく合わないことが想定され、その場合はVESAを使うしかありません。


以上を踏まえた上で、ドライバの豊富なUbuntu系、その軽量デスクトップ環境「XFCE」版「Xubuntu」を入れてみました。
まず、無線LANがデフォルトで利用可能なのは驚きです。Linux無線LANを使うのは結構難しいですから。
しかし、一喜一憂していられません。肝心の性能面です。
このLinuxディストリビューション標準のX Window SystemであるXFCE、超軽量なのですが、これであっても、MURAMASAからしたら非常に重いんですね。
メモリも200MB以上食っている…おそらくGTK+つながりで、裏でGnomeも動いているんでしょう。残念。超残念。


次に、同じくUbuntuLXDEデスクトップ版「Lxubuntu」を入れてみました。
僕はXFCE愛好家であり、これより軽い「統合デスクトップ環境」*3は無いだろうと思っていましたが、最近LXDEなる統合デスクトップ環境が登場したということで、こちらに注目してみました。
そしたら、大正解。
非常に軽いです。
MURAMASAでもわりとさくさく動きます。
メモリ消費は約80MB。脅威です。


Mobility Radeonの方は解決できていないので、VESAで。
xorg.confを書き換えてXGAにして使ってます。
これも解決できれば、スーパーサクサクになると思うのですが。


まあ、そんなVESAでもわりとサクサクなLXDEのお話でした。
性能がそこそこ良いマシンにLXDEを入れて、Compizを使うのも、オツかもしれませんョ。

*1:当時トランスメタはCPUに革命を起こしたということで、単に非力という言葉では語れないのですけれども。トラメタがいなかったら、Core2ナントカのような優秀なCPUは生まれませんでしたよ!

*2:MURAMASAの登場は2002年頃でしょうか。やはり特殊なパーツでないと、あの薄さは実現できなかったと思います。

*3:「統合デスクトップ環境」としたのは、fluxboxとかtwm等と区別するためです。