餅は餅屋。

こんばんは、よくvimでのテキスト編集中に無意識にEmacsキーバインドを使ってハマるケイタソです。でもちょっとした設定ファイルをいじるのにEmacsは使わない罠。。。

さて、僕自身かなりびっくりしたことがあります。こんなことがあるのかと。
詳しいことは書きたくないので、たとえ話で進めます。


まず前提として、僕が長年続いている餅屋の主だとします。
お正月のために丹誠を込めて、最高の腕と最高の道具で最高のお餅を作るとします。


今回も「自分らのおめでたい席があるから特製のお餅を作ってほしい」と依頼がありました。
なので、さっそく道具を揃えてさあ準備万端、「やるぞ!」*1というところでした。
しかし、翌日その席のもう一人のプロデューサー(餅の知識は無い)から、こんなことを言われたわけです。


「サトウの切り餅を用意しといて。餅なんて電子レンジで簡単に作れるし。うちのレンジだと簡単に美味しくできるし、安物のレンジでもいいよ。というわけで、メインの餅は自分らが電子レンジで作るから、おたくはきなこでも用意しておいてよ。」


結局、僕はその席のために餅を用意するのはやめることにしました。
当然、そんな一方的な指示通りに僕がサトウの切り餅を用意したりきなこを買ってくるなどすれば、それこそ自分の顔に泥を塗る行為。最大の屈辱です。
それに、依頼主にとっても最高に大切なイベントであるにもかかわらず、まるでそれを貶めるかのような指示。これでは依頼主にとって不幸以外の何物でもありません。
こんなことで、一体誰が喜ぶのでしょうか?


本当は依頼元のために心のこもった素晴らしい餅を作りたいんですけどね……。
依頼元もそれを切に望んでいるのですが、その声はプロデューサーには届かないようです。
とても残念な話です。

*1:by ジェラール