WindowsのゲームはMacでも動かせます。
こんばんは、一度ゲームに手を出したらゲームは1日1時間!で済んだことがまず無い(生涯での平均値を取ると1時間未満だと思いますが…*1)ケイタソです。ちなみに今までで最も時間と情熱を費やしたゲームはロマサガシリーズです。
ふとしたきっかけで、手元にあるPC版のGTASA*2をやりたくなったのですが、あいにく我が家にはWindowsマシンなど存在すらしません。*3
そこで、MacにMacPortsで入れてあるWineでGTASAをインストールしてやってみました。
GTASAは認証のためにゲームのDVDディスクが挿入されているかをいちいち確認するのですが、Wineからうまくメディアにアクセスできず。
なので、その回避処理を施します。
しかし、今度はWindowのサイズで怒られます。
MacでWineを使う場合は、Xquartz*4で描画するのですが、そいつがフルスクリーン時の画面解像度を上手く調節できなくて。
BSDやLinuxのX11ならなんとかなったのですが、Xquartzについては軽く触ってお手上げでした。(それしか方法が無いならもっとちゃんと触りますが…。)
そこで、今度はCrossOver Macを使用します。MacでのWine実装で、商用アプリケーションです。恐らく独自カスタムのX11を積んでいるんだと思います。
まず、公式サイトから試用版をダウンロードしてきてインストール。
ボトルを作って、そこにゲームをインストール。
やはりDVDメディアに上手くアクセスできなかったので、認証回避処理を施し、ゲームスタート!
Mac miniのGPU(NVIDIA GeForce 9400M 256MB)でもそれほどストレス無く動作します。
やはり画面上におけるメソッドを持っている3Dオブジェクトの数が増えるほど指数関数的に処理が重くなるようで、オブジェクトが多い場所ではもたつくことも時々ありますが、逆にそれらが少ない場所ではありえないほど爆速です。
次に、CrossOver Macを使っていろいろ動かしてみました。
まず、Monster Hunter Frontier Online。
これは残念ながら起動できませんでした。インストールはできたのですが、一部DLLの読み出しに失敗しているようです。
Wineは*NIX系におけるWin32APIの実装(簡単に言えばWindowsエミュレータ)なのですが、それも完全ではありませんので。
次に、FINAL FANTASY XIのベンチマーク。
結果は1620、ランクは「ちょうど」でした。
FINAL FANTASY XI for Windowsをデフォルト状態でストレス無く動作させることのできるマシンだと予想されます。
もし、FINAL FANTASY XI for Windowsを動かした際にフレームレートなどが気になる場合は、ゲームの設定(解像度などやテクスチャの設定など)を変更してみたり、天候などのエフェクト表示を調整してみるとよいでしょう。
さらに調子に乗って、Amazonで「The Last Remnant」の海外版をポチっちゃいました。
「ロマサガの後継」として悪友から紹介されたのですが、いかんせんWindows用なので、諦めていました。
なんでそのときWineの存在を思い出さなかったのだろう……ちょうどその時は他のことに興味があったからかな。
今回WineやCrossOver Macに注目して「The Last Remmant」を思い出したってことは、手段ありきだってことですね。
手段のためなら目的を選ばない男(笑)
海外版を買ったのは、安かったからです。
3,980円+送料1,000円。
日本語版だと、8,980円くらい。
差額の4,000円(本体だけで考えると5,000円)が日本語訳の中間マージンだと考えると、日本語版は割に合わないですね。
というわけで海外版を購入。
4,980円なら動かなくても諦めがつくし(笑)
あ、Wine AppDBで動作確認はされています。結果は「シルバー」。一部戦闘シーンで動作が遅くなる程度だそうで。
手元に届いて動かしてみたら、また報告します。
追記
The Last Remnantのトライアル版があったので、試してみました。(だいたい、こういうのに気づく前に金を払ってしまう…。)
動作は、Mac miniではちょっと重い感じがします。ウインドウを800x600くらいにしてもちょっと反応が鈍いです。1680x1020だと重くてゲームにならないです。映像はメチャ綺麗なんですけど。
どっちかというと、キーボードやマウスのエミュレーションの問題かな……でもCPUをかなり使っているので、Mac miniのGPUでは手に負えないのかも?
まあ、動くといえば動きますという感じです。
こうなったらMac Proに手を出すしかないか…!?だがしかしッ…!!
……というわけで、動かしたいゲームが決まっているならちょっと博打なCrossOver Macですが、Macで動かせるソフトウェアを増やしたいとか、家庭内からWindowsを殲滅したいとかいう目的であれば、選択肢としては十分にアリだと思います。
でも、良い子のみんなはマネしないでね!そのまま大人しくWindowsを使ってた方がいいと思うよ!*5